ミズノ株式会社 アスレティック事業部の横江と申します。
これまでミズノは総合スポーツ用品メーカーとして、さまざまなスポーツ分野で、数多くのアスリートとともに1分1秒1gを追求し、商品開発を行ってきました。その技術やノウハウを新たに睡眠領域へ展開し、「スポーツテクノロジーで睡眠をもっと快適にする」をコンセプトに、すべての生活者の睡眠パフォーマンスの向上を目指して、2023年6月から「MIZUNO SLEEP」と称し、睡眠事業に本格参入しました。
人生100年時代と言われる昨今、運動と同じように睡眠の大切さを考え、すべての生活者が健康的なパフォーマンスを24時間循環できるようなサポートをするアイテムを提供しています。
商品発表直後はメディアでも多く取り上げられ話題化することができたのですが、半年後に販売を開始するスケジュールだったこともあり、製品販売開始時点(2023年12月頃)で認知が足りていないという課題がありました。
特に直営店舗での「MIZUNO SLEEP」目的での来店はほとんどない状態が直近まで続いており、ローンチからちょうど1年目に差し掛かったタイミングで、認知施策として「TVer」と「タクシー広告」の実施を検討しました。
特にタクシー広告はビジネスパーソンが日頃多く目にする媒体だと思い、ターゲット層ともマッチするのではないかと考え、実施を決定しました。
・GROWTH ZONE ECONOMY(2024.6.10-6.16)
・GROWTH ECONOMY VIEW(2024.7.8-7.28)
放映直後は、オーガニック流入数の増加、ページ滞在時間の伸びが確認でき、QRコードからの直接遷移は全体で300件ほど発生しました。通常、雑誌やPOP類ではほとんど読み取られないので、その他の媒体とタクシー広告を比較して、数十倍の読み込み率に驚きました。
TVer広告も同時に実施したことで、検索流入が伸び続け、徐々に製品売上も向上しました。特に東京都内での売上が増加し、週末には「MIZUNO SLEEP」を購入する目的での来店が増加しました。梅雨直前に放映を開始したため、「通気性」などの製品特性が目につきやすかったことも来店が増加した要因の一つではないかと考えています。


動画の内容は、「スポーツ発想で開発した商品」という、ミズノだからこそ打ち出せるポイントが直感的に伝わるような映像に仕上げています。さまざまな睡眠具が販売される中で、睡眠中の発汗や体力消費にフォーカスをあてることでミズノの技術的な強みをアピールできる動画に仕上がっているのではないかと思います。
寝具という特性上、定期的に購買が発生するものでなく、人によって購買タイミングも違う商品だと思います。だからこそ、今回の施策が結果的にどのタイミングの購買行動に寄与したのか、今後も引き続き追いかけていくべきだと考えます。購買や来店を伸ばすためには、認知施策が非常に重要だということが改めて実感できたので、商戦期を狙って施策を検討していきたいです。