株式会社エイムプレイス代表取締役の河上と申します。当社は不動産テック領域で「マンション貸す.com」を運営し、持ち家を賃貸に出したいオーナー様と、物件を扱う不動産会社の双方に価値を提供しています。オーナーの課題に寄り添いながら、よりスムーズで安全な賃貸運用を実現するサービスとして事業を展開しています。
都内のタクシー利用者と不動産オーナーの属性が非常に近く、ターゲットとの親和性が高い点が大きな決め手になりました。「持ち家を貸す」という行動を取る方は、収入上位層に該当するケースが多く、その点でタクシー広告との相性は最初から良いと感じていました。タクシー広告は決して安価な媒体ではありませんが、だからこそ“信頼感の醸成”にもつながると考えています。 「タクシー広告に出稿する会社=信頼できる事業者」という印象は、多くの方が共通認識として持っているものだと思います。
また、移動時間の情報番組「HEADLIGHT」のタイアップ動画を他媒体に二次利用できる点も魅力でした。既存の動画素材がVlog的なものが多かったため、広告用の紹介動画を制作できるのは大きな価値でした。二次利用先は、主にYouTube・各種ターゲティング広告です。WEB広告の年間予算が大きい当社にとって、タクシー広告を起点に、コミュニケーションの選択肢や接点を広げたいという狙いがありました。
出稿期間:2025年9月15日〜9月28日(計2週間)
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まず、持ち家の売却や賃貸といった判断は人生の中で何度も経験するものではなく、多くの方にとって日常的に慣れ親しんだ意思決定とは言いづらいのが実情です。だからこそ今回は、単なるサービス訴求にとどまらず、事業の背景や提供価値、サービスの意図を丁寧に伝えることで理解を深めてもらうことを重視し、認知形成を目的としたコミュニケーションを行いました。
背景や意図を訴求した上で、「マンション貸す.com」というサービス名を知っていただく必要がありました。そのために台本制作にあたっては、持ち家を賃貸に出す際の重要なポイントとして「賃貸管理会社の選定」を明確に打ち出しました。あわせて、「最短60秒」「累計11万人」といった具体的な数値を盛り込むことで、査定のハードルを下げつつ、サービスの信頼性が直感的に伝わる構成としています。また、二次利用を前提に、タクシー内でもWEBでも成立する構成に整え、視認性と理解度をどちらも妥協しない映像表現を目指しました。
定量面では、指名検索からのCV率が4倍に増加した点が最も大きな成果でした。直接CVだけをみると期待値には届きませんでしたが、結果として“ベースラインが上がった”ことを明確に実感しています。また、Google、Yahoo広告やYouTubeなどの二次利用も奏功し、ターゲット層に多角的に接触できたことが長期的な効果につながったと考えています。
定性面では、商談で「タクシー広告見ました」と言っていただくことが増え、営業現場での武器になりました。知人からのスクリーンショットが届くなど、視聴実感を伴う反応も多く、社内でも盛り上がりました。同業がまだタクシー広告を活用していない状況だったため、競合との差別化にもつながりました。
デジタル広告が頭打ちになる中で、認知を取りに行くことの重要性はますます高まっています。ターゲットが明確であれば、タクシー広告は非常に合理的な投資だと考えています。今後もクリエイティブを改善しながら、より直接的な効果に寄与できる形を追求していきたいです。また、オフラインとオンラインが連携した新しいタッチポイントが生まれれば、より活用の幅が広がると期待しています。
